聚楽仕上げには、水ごねと糊土に分かれており、
土壁の中では最も素朴で上品な代表壁です。
<水ごね>
粘土質の良い色土とみじん砂、みじんすさを、
適量に混ぜ合わせ、糊は入れず厚み約2~3mm
ぐらいで、
水もちの良い土(粘土が豊富な土)で
水が引かない内に一発仕上げをし、
なおかつ鏝波がないように
仕上げなければ
いけないので、
非常に技術のいる壁です。
年月と共に締まり、何十年と寿命があり内外部に
使用できます。
<糊土>
糊土は、糊ごねと糊さしとに分かれます。
糊ごね・・・
糊ごねは、色土とみじん砂、
みじんすさ、水をほとんど入れず糊だけで
練り合わせます。
糊さし・・・糊さしとは、色土とみじん砂、
みじんすさ、そして水を入れて補助的に糊を入れます。